【新唐人2014年7月27日】東京ビックサイトでは23日、最先端の技術を集めた展示会、Techno-Frontier2014(テクノフロンティア2014)が開かれ、25日に閉幕しました。出展メーカーは国内外、合わせて500近くに上り、領域はエネルギーから各部品まで多岐にわたりました。
東京ビッグサイトでは、ほぼ毎日、国際的な展示が行われています。今回のTechno-Frontier2014には、国内外の491メーカーが出展し、ブースは1037に上りました。部品、工作機械から、近年の注目産業、ロボットまで見られます。
(株)ジェイテクト 佐藤文彦さん
「モーターを制御するために組み込みのソフトウェアを使って、どれくらいの力が出ていたら、モーターをどれくらい回して、動力を出してあげたらいいかとか、そういう風なところでソフトウェアを使っています」
ロボットは工業向けだけでなく、日本では高齢化が進んでいるため、介護用ロボットも市場が拡大しています。
また、広い展示場には、台湾企業の姿も見られました。機械要素部品大手のHIWIN(ハイウィン)は、長年、日本市場の開拓に力を注いできた成果が実り、現在、日本から高い注目を浴びています。
HIWIN日本支社 鄧鴻群副社長
「日本人のデザインはいずれも『丁寧』です。我々が学ぶべき点です。一方 台湾の長所はスピードで、新商品をすぐに販売します。日本は長期的な計画を立てるので、販売まで時間がかかります」
HIWINの精密なボールねじは、製造業から医療まで幅広く応用されています。また、これらのアクチュエータは現在、新幹線の座席調節に使われています。
エネルギー関連のデルタ電子株式会社は、日本の成熟した太陽エネルギー市場に照準を合わせ、日本の気候、特に沿海部の家庭に合う太陽光発電機を発表しました。
台湾のハイテク商品に、多くの日本の業者が足を止めて見ていました。例えば、重さがわずか490グラムの超薄型のプロジェクターは、100インチの画面に高画質の画像を映し出せます。また、ねじほどの大きさの携帯式プロジェクターは、携帯電話のイヤホンの差込口に入れれば、赤外線を出すことができます。
台湾は今回、対外貿易発展協会や最大規模の産業団体がメーカーを引き連れ、日本に乗り込んできました。台湾のスピードと独創性に、日本の安定した高品質を加えれば、日本と台湾は、共に勝者となれるはずです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/26/a1125805.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)